17日目「オッス! オラ、コンソール! 黒い画面に白い文字なんて、オラわくわくすんぞ!!」

俺 「まず、これが、スーパーはりぼてOSだ!」
友人「?」
俺 「そしてこれがさっきみせたスーパーはりぼてOSを超えたスーパーはりぼてOS…、つまり、スーパーはりぼてOS2ってとこかな」
友人「?」
俺 「そして…」(コマンドプロンプト起動)
俺 「これが…………」(「make run」と入力)
俺 「さ………、さらにそれを超えた…………」(コンパイル中…)
俺 「うおおおおおーーーーーーーーーーーーー」(まだコンパイル中…)
......................
.............................
俺 「…スーパーはりぼてOS3だ。時間が、かかってすまなかったな。まだCPUが800MHzなんだ…」
友人「じゃ、俺、そろそろ帰るわ!!」
俺 「おい、待て〜い!」
 久しぶりに仲のよい友人がうちの家にきたので、俺はさっそくいま作っているOSを彼に見せたのだが、どうやらはりぼてOSの「良さ」がよく分かっていないようだ。
 それに、せっかくドラゴンボールのノリで俺のはりぼてOSを紹介してやったのに…。まったく冗談の分からんやつだ。まぁ文系のお前に見せたのがそもそも間違いだったよ(ってか俺も文系だけど)。少しずつカタチになってくるこのOSを見ていると心なしか感動するんだぞ。いやー振り返れば、遠いところまで来たものだ…(まだ17日目だけど)。
 さて、今日から、本格的にコンソールを作ることにあいなった。まず今日やるべきことは、真っ黒い画面を作ることと、その画面に真っ白い文字を入力できるようにすることだ。簡単に文字を入力するといっても、文字にはアルファベットの大文字小文字の他に記号もあるし、CapsLockやNumLockなんてのもあるわけだ。シフト押しながらだと大文字だけど、普通は小文字とかだ。つまり、一言でいってしまえば、キーボードとの対決なわけだ。ただ、真っ黒い画面に文字が入力できるだけでも、なんかすごいOSっぽくなっていて、マジで感動するぞ。
 それに今日はかなり簡単だった。基本的にbootpack.cしかいじるところはないし、やったことといったら、キーボードの入力データを加工するだけだ。それに、この本はだいたい難しい内容のあとはなぜか簡単なのだ。なので苦労したあとはさくさく進む…ような気がする。これも意図的にそういう作りにしてるのかも…。まさに川合マジックなのだ(ホイミ!)。
 そんなこんなで作ったのが、→本当に30日でOSが出来上がるのかを試してみるページ(17日目)だ。なんかコマンドプロンプトっぽい画面がでているが、あれがコンソールだ。でもEnterとか押しても反応ないから、ただのテキストを入力できる真っ黒い画面なだけなんだが、まぁそれでもこの雰囲気はナイスだ。グッジョブだ。最高だ。俺は今日のためにここまでやってきたみたいなとこがあったから、マジでこれには嬉しい思いだった。うーん、感動。
 なんか、ここ最近、加速度的に面白くなっていくぞ。マジでOSを作るのって楽しいのかもしれん。そして、それと同時に、なんか自分でも独自のOSを作りたくなってきた。本書のサンプルを元に作るのもいいのだが、自分で一から作ってみたいと思うようになってきた。ただでさえ時間ないのに、そんなもん作ってたらさらに時間なくなるぞ、と思うんだが、仕方がない。やりたいものはしょうがない。というわけで、今日からこつこつと、自分のOSを作ることに決めた。このBlogとは直接は関係ないかもしれないけれど、とりあえずやってみることにする。
 明日はdirコマンドの作成をするようだ。どんどん、どんどんOSがカタチになっていく〜。乞うご期待!